多くの人が睡眠時間を追跡していますが、より正確な指標である「睡眠効率」を見落としています。

睡眠効率とは? 睡眠効率 = (実際の睡眠時間 ÷ ベッドにいる総時間) × 100%

例:午後11時に就寝し午前7時に起床——ベッドに8時間。しかし寝つくまでに30分、夜間覚醒でさらに30分起きていたとすると、実際の睡眠時間は約7時間。睡眠効率 = 7 ÷ 8 = 87.5%。

健康的な睡眠効率の範囲: • ≥ 85%:良好——健康な成人の目標値 • 75〜84%:許容範囲だが改善の余地あり • < 75%:低い——入眠困難や頻繁な夜間覚醒の可能性

睡眠効率が低いことの何が問題か? ベッドで長時間起きていると、脳は「ベッド」を眠気ではなく覚醒と不安に関連づけるようになります。これは慢性不眠が維持・悪化する中核的メカニズムの一つです。

睡眠効率を改善するための主要原則:

1. 本当に眠いときだけベッドに行く 習慣的に早めにベッドに入って「睡眠を待つ」ことはせず、効率を下げ覚醒-ベッドの連合を強化します。

2. ベッドは睡眠(とセックス)専用にする ベッドでのスマホ操作、テレビ視聴、仕事、食事を避け、ベッドと睡眠の強い結びつきを構築します。

3. 寝つけないなら起きる 約20分以上起きて横になっているなら、起きて別の部屋で静かな活動をしましょう。再び眠気を感じたときだけベッドに戻ります。

4. 起床時間を固定する 前夜の睡眠の質に関係なく、毎朝同じ時間に起きることで、徐々に睡眠圧力が高まり睡眠効率が向上します。

睡眠効率と睡眠時間は併せて見る: • 睡眠効率は高いが5時間しか寝ていない → 睡眠時間不足。就寝時間を早める必要がある • ベッドに8時間いるが効率は60% → ベッドでの時間が長すぎる。時間を制限する必要がある