むずむず脚症候群(Restless Legs Syndrome, RLS)は、脚(時に腕も)に不快感が生じ、それを動かしたいという強い衝動を特徴とする神経性感覚運動障害です。特に夕方や夜間の安静時に発生し、動かすことで一時的に緩和されます。
診断基準(以下の4つすべてが必要): 1. 脚を動かしたい衝動があり、通常は不快感(「這うような感覚」「灼熱感」「かゆみ」「内部の痛み」などと表現される)を伴う 2. 安静時または活動していないときに症状が出現または悪化する 3. 動かすこと(歩行、脚を振る)で衝動が一時的に緩和される 4. 症状が日中よりも夕方または夜間に明らかに悪化する(概日リズムパターン)
RLSが睡眠を妨げる仕組み: RLSの症状は就寝時にピークに達し、入眠困難を引き起こします。また、RLS患者の75〜80%は周期性四肢運動障害(PLMD)を併発し、睡眠中に反復的な脚のけいれんが起こり、頻繁な覚醒を引き起こします。
一般的な関連要因: • 鉄欠乏(貧血がなくても、低血清フェリチンがRLSと関連) • 妊娠(特に妊娠後期。出産後は通常寛解する) • 慢性腎臓病 • 特定の薬剤(抗ヒスタミン薬、一部の抗うつ薬)が症状を誘発または悪化させる可能性がある • 家族歴
対処法: • まず血清フェリチン値を検査——鉄補充療法はかなりの割合のRLS患者に有効 • カフェインとアルコールを減らす • 夕方に適度な運動を行う(過度の運動は悪化させることも) • 温湿布または冷湿布で一時的な緩和 • 中等度から重度のRLSには処方薬の選択肢がある——医師の評価が必要